イボが気になったら原因が尖圭コンジローマである可能性を疑おう

2020年03月22日

イボは尋常性疣贅とも言い、ヒトパピローマウイルスによって皮膚の一部分が盛り上がってしまう症状をさしています。子供も大変できやすく、子供の場合手や足の指にできることが多いですが、痛みは全くないのが特徴となっています。

肛門や性器のまわりにイボの様な状態のものができてしまうことがありますが、この場合尖圭コンジローマになっている可能性があります。男性だけでなく女性もなることが多く、女性であれば膣前庭や大小陰唇、会陰や尿道口、肛門や肛門の周り、膣や子宮頸部といった部分にできてしまいます。自覚症状はほとんどなく、まれにかゆみや痛みを感じることがありますが、自分ではなかなか気が付くことはありません。そのできもの自体の色は褐色やピンクなどで、形も小さい物から大きい物までさまざまです。

男性の場合は陰茎や肛門部分にできることが多く、女性と同じようにイボができる以外の自覚症状はあまりなく、さらに潜伏期間が長いので性感染症と気が付かないまま過ごしてしまうことがあります。感染してから実際に発症するまでの期間が数週間から数か月と大変長いので、感染していてもイボができないこともあり、感染していることを知らないままパートナーと性交渉を行ってしまい、さらに感染を拡大させてしまうことが多いです。

尖圭コンジローマの場合、症状はイボができるのが大きな特徴ですが、これらの形は様々であり、乳頭状やカリフラワー状、鳥のトサカ状などがあります。痛みやかゆみはほとんどなく、性器の外側にできるとはいえ、目立つほどに大きくならないとなかなか見つけることはできないので、発見が遅くなってしまいます。

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスが原因で感染します。ヒトパピローマウイルスには多くの型がありますが、尖圭コンジローマの場合、6型と11型が原因であり、すでに感染している人との性交渉やスキンシップなどで感染していきます。ただし、出産時に母体から赤ちゃんに感染することもあり、この場合はのどの部分にイボができてしまうことがあります。

イボ自体ははじめから固いものではなく、初期では柔らかいものであり、湿ったような小さなふくらみのことが多いです。このイボが急激に大きくなったり、表面がデコボコとしてきたりした場合は、尖圭コンジローマの可能性が高くなります。特に妊娠中の人、HIVに感染している人で免疫の機能が低下している時は成長が大変早くなるので、様々な部分に症状が現れることが多いです。