バルトレックスを使って性器ヘルペスを治療するメリットとデメリット

2020年01月20日
男性を診ている医者

性器ヘルペスを治療する場合、単純ヘルペスウイルスに感染したことが分かり次第、抗ウイルス薬を使用します。抗ウイルス薬は錠剤、顆粒、軟膏と、さまざまな形状のものがありますが、性器ヘルペスや帯状疱疹、水ぼうそうの治療として用いられることが多いのはバルトレックスです。日本においても日本性感染症学会が発表している治療ガイドラインには、バルトレックスの使用が推奨されると記されています。

バルトレックスはバラシクロビルが主成分の薬であり、ヘルペスの治療薬であるゾビラックスを改良しています。バルトレックスの主成分のバラシクロビルは、ヘルペスの原因となるウイルスのDNAポリメラーゼに作用するので増殖を抑えることができる特徴があります。DNAポリメラーゼ自体は、ウイルスの中だけでなく人の細胞にもあるのですが、バラシクロビルは、ウイルスの酵素だけに反応するので人間の細胞には影響しません。

メリットとしては、バルトレックスには単純ヘルペスウイルスの再発を予防する効果があり、再発しやすい性器ヘルペスを抑え込むことができることがあげられます。ヘルペスのウイルスは感染すると体の中から完全に排除することはできず、たとえ症状が治まったとしても、ウイルスが三叉神経節に潜り込んでしまい、ストレスや風邪、疲労などによって体の抵抗力が低くなると再び活発に働きだす特徴があります。このような働きを予防することができます。

さらにメリットとして、1日の服用回数が少ないことがあげられます。同じ抗ウイルス薬であるゾビラックスは1日に5回服用しなくてはなりませんが、性器ヘルペスの治療として使用するバルトレックスは、1日1回の服用で大丈夫です。少ない回数で済むことから、いつ服用したかを忘れることがなく、薬を服用するという緊張感もさほど感じません。

デメリットとしては、1年間のなかで6回以上再発を繰り返してしまうと1年間はバルトレックスを服用し続けなくてはならないことがあげられます。さらに、バルトレックスは尿と共に排出されますが、腎臓機能が衰えている高齢者や腎臓の病気を抱えている人は水分を多くとるなど注意をする必要があります。併用注意となる薬も存在しているので、服用をする前には医師に常時服用している薬について伝えることが大切になります。

バルトレックスは、初期の段階で正しく服用することで症状を早くて5日で鎮めることができますし、発症するかもしれないという段階で服用すると、症状がでるのを抑えることができます。バルトレックスが購入できる通販サイトもあるので、事前に購入して備えておくのも良いでしょう。