バルトレックスを飲むときにはどのような副作用に注意しておくと良いのか

2020年02月04日
病原体

バルトレックスは性器ヘルペスだけでなく、水ぼうそうや帯状疱疹などにも効果がある薬です。子供でも使用することがあり比較的安全な薬ですが、副作用もあります。
バルトレックスの主な副作用は、腎障害や排尿困難、下痢や腹痛、腹部の不快感、めまいや頭痛、発疹や蕁麻疹、体のだるさやむくみがあげられます。腎臓から尿とともに排出されますが、薬の成分自体は肝臓で代謝されるので、肝臓に負担がかかり、肝機能の数値が上昇してしまうことは多いです。

また、薬の成分は尿として排出されるので、尿を出すときの管の中でバルトレックスの成分であるバラシクロビルが一時的に結晶化してしまうことがあります。そのため結晶化を防ぐには服用する際に水分補給を心がけなくてはなりません。バルトレックスを服用する場合は、いつもより多めの水分をとるように注意してください。

このほか、多い副作用として頭痛やめまいといった精神神経系に関したものが出ることがあります。時として意識の低下が起こることもあるので、バルトレックスを服用した後は自動車の運転や危険を伴う機械の操作はできるだけ行わないようにします。

重い副作用が起こることは大変稀ではありますが、汎血球減少や無顆粒球症、血小板の減少や急性腎不全、昏睡やせん妄、幻覚や錯覚といった精神神経系の症状などがあります。汎血球減少は血液の中の細胞成分がすべて減少してしまう状態で、赤血球だけでなく白血球や血小板も減少してしまいます。この状態がひどくなると免疫低下や貧血、歯ぐきからの出血を引き起こします。発生頻度は0.13%程度となっています。

精神神経系の症状も発生頻度が0.24%と高いです。せん妄や幻覚の他に、てんかん発作も起こることがあり、特に高齢者や腎臓の機能が低下している人、腎臓に関して持病がある人が起こりやすくなっています。ですが、発生頻度自体は高いわけではないので、過度に心配する必要はなく、このような副作用が起きた場合は服用を中止し、医療機関で処置を受けると良いでしょう。高齢者は代謝自体が悪くなっているので、気を配るようにし、少しでも変わった様子が見られたら医療機関を受診してください。

さらにアナフィラキシーショックや間質性肺炎など重篤な副作用が起こることがあります。これらは稀であり、他の薬剤を服用した時にも起こりうる副作用です。バルトレックスは再発予防として服用をする場合、長期間にわたって毎日服用する必要があります。体のだるさやむくみは比較的起こりやすいですが、頻度が高い場合は注意が必要です。