口唇ヘルペスは口や唇への感染だからキスによって移ることもある?

2020年02月20日
ウィルス

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型によって感染します。唇や唇の周りの皮膚に水ぶくれのようなものが多数でき、口唇ヘルペスもまた性器ヘルペスのように、一度感染すると体の中にウイルスは残ってしまい、風邪をひいた、ストレスがたまったことなどがきっかけとなり、繰り返し口唇部分に水ぶくれができてしまいます。

口唇ヘルペスは、乳幼児期に初めて感染することが多かったのですが、近年では衛生環境が整ってきたこともあり、小さな子供は抗体をもっておらず、しかも20代の人であっても約半数の人のみ抗体を持っているという結果があります。症状が出ると水疱はもちろんのこと唾液にもウイルスは多く含まれており、簡単に周囲の人に感染させてしまいます。大人の場合であれば性器周辺にヘルペスができていることを知らずに口との接触をしてしまうと、口の周辺に単純ヘルペスウイルス2型によって症状が現れることが多いです。

口唇ヘルペスは、始めは水疱ができていませんが、感染すると時間とともにかゆみやピリピリとした感じ、口の周りが熱いといった症状が起こります。このような症状の後2日ほどすると、唇と皮膚の境目のところに数ミリ程度の小さな水疱ができはじめます。この水疱は小さいままでとどまることはあまりなく、小さい水疱同士がくっついてしまい大きくなったり、鼻やほほの皮膚にもできてしまったりすることがあります。やがて水疱は破れてかさぶたになって治癒していきます。

口唇ヘルペスもまた、初めて感染した時の方が症状が重いことが多く、さらに抗体を持っていない大人が感染すると発熱を伴ったりリンパ節が腫れてしまったりすることがあります。さらに口内炎のように口腔内にもできることがあるので、見極めが大切になります。単純ヘルペスウイルスと思わずにキスをすると、唾液から簡単に感染をしてしまうので水疱ができている場合は、パートナーとのキスは避けるようにします。

なお、ヘルペスウイルスを持っていたとしても明らかな症状がでていないことがあります。ウイルスは神経節に隠れているのですが、唾液には含まれている可能性は高いので、安易にパートナーとキスをしないようにしてください。手をつなぐ、会話をするといった程度であれば感染することはありませんが、感染した人が顔を拭いたタオルを共有する、使ったスプーンを洗わずに使うなどの行為をしてしまうと感染することがあるので合わせて注意が必要です。