口唇ヘルペスは放置しておいても自然治癒する人が多いのはなぜか

2020年03月07日

口唇ヘルペスに感染すると唇や唇の周辺に小さな水疱ができます、ヘルペスウイルス自体は大変感染力が強いウイルスであり、キスなど直接的に接触をしなくても、ウイルスがついているタオルやコップ、ストローといったものを介して感染してしまうことが多いです。しっかりと手洗いをしないと、感染力が強いため数時間後に感染してしまう可能性が高く、油断はできません。さらにヘルペスウイルスは、たとえ感染して抗体ができたとしても、ウイルスの生き残りが神経節に潜んでしまうので、完全に除外することができず、体調が優れないなどのことがきっかけとなり、簡単に再発してしまいます。

大人が口唇ヘルペスになった場合、ほとんどの人は再発をしている状態で、人によっては年に2回ほど再発をしています。なお、口唇ヘルペスが再発をするのは、風邪やストレス、紫外線や胃腸障害、ケガや老化、ステロイド剤などの薬剤の使用、アトピー性皮膚炎などが原因となっていることが多いです。

口唇ヘルペスは、前駆症状であるピリピリ感やムズムズ感から始まり、赤く腫れて水疱ができ、その水泡がかさぶたになって治ります。症状が現れてから2週間程度で皮膚の症状は治まり自然治癒しますが、ウイルス自体は体の中に残っている状態です。つまり完全にウイルスを追い出した状態ではありません。皮膚の症状のみ自然治癒すると考えるようにすると、他の人に感染をさせなくてすみます。

口唇ヘルペスは自然治癒する人が多いのは、性器ヘルペスとは異なった単純ヘルペスウイルス1型によること、そして体の抵抗力が高まってくるとヘルペスウイルスの活動は弱まることが関係しています。
さらに、乳幼児期に感染することが多く、小さいうちに感染をした場合症状が軽く済んでしまうので、ヘルペスに感染しても気が付かないことがあります。乳幼児期に抗体を獲得しておくと、大人になって口唇ヘルペスになったとしても再発の状態となり、軽く済むことが多いです。そのため自然治癒する人が多くなっています。

口唇ヘルペスの場合、別名が熱の華や、風邪の華と言われるほど、体調が大変関係しており、体調が優れなくなると発症しやすくなります。さらに体だけでなく精神的ストレスによっても発症するので、体調が悪い時は無理をせず、紫外線を長時間浴びるレジャーを行わないことが大切です。放置をしておいても自然治癒はしますが、ウイルスは体の中に残っていることは覚えておくようにします。